CAREER STEP

テーピングマジックで心を掴む。
セミナー講師も務める
販売スペシャリスト。

事業企画
2008年入社

  • 1999
    前職(株式会社キネシオ)でテーピングテープの営業を担当。テーピングセミナー講師も始める。
  • 2008
    入社後、日東メディカル株式会社 テーピング営業課に配属。引き続きテーピングセミナー講師として地域公共団体や高校、各種スポーツ団体を訪問。
  • 2014
    テーピング営業担当リーダーに就任。
  • 2016
    株式会社ニトムズに転籍。事業統括部ライフケア事業部マネージャーに就任。テーピング事業から離れる。
  • 2017
    事業統括部ANT事業部マネージャー就任。本人の強い希望もあり、テーピング事業に復帰。
スポーツでのケガの予防や対応に効果的なテーピングテープ。販売だけでなく、テーピングセミナー講師としてテーピングの正しい知識と技術を伝授できるのが岩切の強み。中学生からプロのアスリートまで、相手の症状に合わせた巻き方や貼り方を教えている。テーピング効果をその場で体感できる実技指導で人気を博している。

選手時代の、 怪我との戦いからはじまった。

前職時代 (1999-2007)

テーピングとの出会いは小学校5年生。陸上競技でケガに悩まされ、見様見真似で始めたのが最初です。私自身、幅跳びの選手をしていて全国大会までは行きました。ほんとは実業団で選手をつづけたかったのですが、怪我もあって先に進めなかった。ただ最初のテーピングの知識はここで身につけたものです。大学でスポーツ医学を専攻し、本格的にテーピングの勉強をはじめました。就職はテーピングテープを販売する会社。そこで著名なカイロプラクターのもと、身体の仕組みや診断の仕方、テーピング法を徹底的に学んだことが、今につながるキャリアの土台になっていると思います。
巻き方や貼り方を教えるテーピングセミナー講師を始めたのもこのころ。平日は高校や大学の部活動を訪問し、土日には大人の市民スポーツ大会へ。接骨院の先生や理学療法士などの専門家にも講習会を開いていました。人前で話す経験を通して、テーピングに関する自分の知識や理解もより深まっていった時代ですね。

セミナーでの掴みも定着し、 新商品の企画もヒット。

入社1年目~(2008-2015)

日東メディカルに入社。仕事内容は前職とほとんど変わらず、自分のライフワークになりつつあったセミナー講師の活動も継続。セミナーで見てる人の心を掴むにはちょっとしたコツがあって、最初に実技をするんです。参加者に壇上に上がってもらって、テーピングひとつで腕が上がらなくなるマジックをやる。そうすると皆「ほぉ」となって、こちらの声に耳を傾けてくれるようになります。講師の仕事は、学校の部活が終わった夕方6時以降や、休日がほとんどです。土日勤務や時間外勤務を認めてくれ、活動をサポートしてくれた会社や上司にはとても感謝しています。
日東メディカルに転職してから、営業だけでなく、製品企画にも携わるようになりました。テーピングテープに求められるのは、激しく動いてもはがれない粘着力と、肌へのやさしさです。この相反する二つの要素を両立させるのが難しいのですが、開発担当者と議論を重ね、ゲル性の粘着剤を使うことで理想の製品をつくることに成功しました。この製品は一流アスリートにも認められています。発売の翌年(2015年)に開かれたバレーボール世界選手権において、全日本の男女両チームで使用されたのはうれしかったですね。

ビッグイベントを乗り越え、 後進の育成にも力をいれたい。

入社9年目~(2016-現在)

自分にとってビッグイベントが起きます。統合によるニトムズへの転籍を機に、テーピング以外の仕事も経験してはどうかと会社から勧められたんです。これまでテーピングのことしかやってこなかったので、衝撃ですよね。それでテーピング事業から離れました。ただ自分としてはテーピング事業に自信を持っていましたし、もっと関わっていきたいと伝えていました。半年後、色々なタイミングが合って、テーピング事業に復帰しました。このチャンスを活かしていきたいですね。
今はインターネットによる情報化社会で、お客様もかんたんに知識を持てるようになりました。売る側は、より専門性が求められています。テーピングに関する専門性を高めるには、製品を買ってくれる問屋さん、販売店さん、一般のお客様のもとに足を運ぶことが何より大事です。
後進も育てていかなければ会社の発展はありません。「積極的にお客様のもとを訪れて、恥をかいてこい」と部下には伝えています。教えるだけでは身につきませんから。自分で失敗と成功を繰り返すことで知識も身に付き、それによって意欲も沸く。これからは自分の経験を後輩達に伝えていきながら、テーピング事業を大きくしていきたいと思っています。

※所属部署は取材当時のものです。